社員紹介03
アイルランドから来日。言葉の壁を超え、製品の設計・開発に携わる
M.S.さん
2016年 新卒入社
SCI事業部第1設計部コンポジットユニット設計課回路設計


Background
学生時代に取り組んだ専攻科目や研究テーマについて、その内容も含めて教えてください。
アイルランドの工科大学で、電子工学を学んでいました。
研究テーマには、組込システム設計、デジタル信号処理、C/C++プログラミング、アナログおよびロジック回路設計などがありました。
就職活動では、どのような仕事・業界を見ていましたか。
また最終的にSMKを選んだ理由を教えてください。

当初はアイルランドでの就職を考えており、画像処理に関わる企業を中心に見ていましたが、東京にあるSMKのRF回路設計者の求人を見て初めて、海外のエレクトロニクス分野で働くことを決意しました。
Work
実際に入社してみてSMKはどうですか?
SMKでは、エレクトロニクス分野で働く機会だけでなく、日本に移住してビジネスにおいてもプライベートにおいても新しい文化を体験する機会を得ることができました。
面接に合格した時には、その機会を得られたことにとても感謝したことを覚えています。
現在の仕事内容について教えてください。
現在は、複合ユニット設計チームの一員として、商用のリモコンやその他のデバイスの開発に携わっています。仕事の流れとしては、まずお客様の要望を聞き回路図を作成します。その後、適切な部品を選択して入手し、基板製造会社に連絡してお客様に提示する実用サンプルを開発します。お客様に必要な技術フィードバックも提供します。
「仕事でやりがいを感じた瞬間」について教えてください。

数年前、SMK富山事業所でタッチパネルの設計に携わっていたとき、当時発売予定のデモ機に搭載する15インチフィルム/ガラス抵抗膜方式タッチパネルの設計を担当しました。
設計から製造、組み立て、評価まで、開発のあらゆる工程に携わった初めてのプロジェクトでした。
当初の設計図が最終的な実機になっていく過程を目の当たりにし、それを手に取ることができたのは非常にやりがいのある経験でした。その過程で多大なサポートをしてくれた当時の同僚たちには大変感謝しています。
仕事で大変だったことがあれば教えてください。
仕事で難しさを感じるのは、お客様から非常に厳しいスケジュールを提示される時です。
限られた時間の中での設計業務は慌ただしくなり、その結果、後々に悪影響を及ぼす小さなミスが発生する可能性があります。
このようなときは、決して圧倒されず、落ち着いてスケジュールを組んで、割り当てられた時間を実用的に活用するようにしています。
Vision
将来の夢や目標を教えてください。

現在、私はエナジーハーベスティングに重点を置いたプロジェクトに取り組んでおり、使い捨て電池への依存を減らし、代替となる持続可能なエネルギーソリューションを提供することを目指しています。長期的な目標は、堅牢で効率的なエナジーハーベスティングソリューションを主流のデバイスに導入し、より環境に優しい新世代の電子機器の先駆けとなることです。
CASUAL QUESTION
仕事終わりや休日は、
何をして過ごしていますか。

日本に来た当初、私の目標は、日本語が上手になって、この国にもっと溶け込めるようになることでした。そのため、時間があるときには日本語の勉強を頑張っていました。
勉強の結果、日本語能力試験のN1に合格し、満足できるレベルに達することができてとても嬉しかったです。
また、私は登山が大好きなのですが、日本には、信じられないほど美しい山や場所がたくさんありますので、そうした趣味も楽しんでいます。
1日の流れ

