社員紹介05 新製品開発に奮闘
近年は筋電センサーに注力

M.F.さん

2017年 新卒入社

イノベーションセンター先行開発部開発推進課研究開発

Background

学生時代に取り組んだ専攻科目や研究テーマについて、その内容も含めて教えてください。

大学は物理学を専攻し、光物性の研究を行っていました。具体的にはポラリトンと呼ばれる光と物質の中間的な状態の性質を研究していました。研究で光の状態をシミュレーションするためにプログラミングを始めたことが今の仕事の原点になっています。

就職活動では、どのような仕事・業界を見ていましたか。
また最終的にSMKを選んだ理由を教えてください。

何らかの技術を身に着けて社会の役に立てるような高付加価値な製品を開発したいと思っていました。またloT分野が注目される中、高性能なセンサー関連のビジネスが加速するのではと考え、電子部品業界を志望しました。

電子部品業界では大手·中堅と幅広く選考に臨みましたが、SMKは当時事業戦略室という部署で、センシング·ネットワークに関する新規ビジネスを開拓していて、IoTに関連のある仕事につきたいと思っていた自分にとって魅力的に映りました。新しい事業領域を積極的に開拓できるような場に若手の内から身を置いてみたいと思い入社を決めました。

Work

実際に入社してみてSMKはどうですか?

配属先は、開発センターという部署でソフトウェア開発に従事することになりました。学生時代に携わってきたプログラミングの経験が生きると思いました。仕事への取り組み方に関しては一から十まで教えるのではなく、自身のアウトプットを大切にし、トライアンドエラーを通じて成長できるような職場でした。

現在の仕事内容について教えてください。

現在はソフトウェアエンジニアとしてセンサーを動作させるためのソフトウェアや、センサーデータからより付加価値のあるデータを抽出するアルゴリズムを開発しています。中でも近年開発に注力しているのが筋電センサーです。筋電センサーとは筋肉を動かすために中枢神経から伝達される電気信号を検出するためのセンサーです。筋電センサーを用いることでヒトの筋活動を詳細に分析することが可能です。ゆくゆくはスボーツやヘルスケア領域において、パフォーマンスの向上や健康維持に役立つサービスを提供したいと思っています。

「これまでで一番印象に残っている仕事」について教えてください。

最も印象に残っているプロジェクトは入社5年目に経験した、医療系のサービスを提供している企業向けのワイヤレス心電計システムの試作開発です。ワイヤレス心電計システムは、8台の心電計を独立して動作させながら各心電計で取得した心電図信号をBluetoothで通信し、PC上に表示するというものでした。顧客からの要求は8台の心電計の同期ずれが1分問で2ms以内という厳しいものでしたが、ハードウェア·ソフトウェア両方のアプローチからシステムを最適化することで要求をクリアすることができました。

それまでの開発ではデバイス単体のソフトウェア開発の観点のみでしたが、このプロジェクトではハードウェアを含めてシステム全体を最適化することが学べたため、開発の視野を広げるきっかけになりました。

仕事で大変だったことがあれば教えてください。

ソフトウェア開発においてバグは必ず発生しますが、バグの要因が容易には特定できない場合です。
そのような場合、問題内容への解像度を上げていく必要があると考えました。同題発生箇所を特定するために、測定器等を使用して確実に合っているコードと問題を含むかもしれないコードを切り分けながら、少しずつ問題の本質に迫る取り組みを行いました。またバグ解決には経験の有無が重要になる場合が多いため、ソフトメンバーとのレビューを積極的に行うことでヒントを得る事もありました。

Vision

将来の夢や目標を教えてください。

直近の目標はプロジェクトリーダーとして、現時点で開発段階の製品から売り上げを立てることです。筋電センサーに代表されるイノベーションセンターの製品群はまだ世の中に浸透していないため、クライアントが具体的なメリットを実感しにくいという課題があります。課題を解決するには「導入が容易」、「結果のフィードバックが迅速」、「ユーザーへのアドバイスが明確」である必要があると考えています。
将来的にはSMKの製品領域の中で利益率10%を超えるような製品を生み出したいと考えています。

CASUAL QUESTION

入社後、感じたSMKの
雰囲気について
教えてください。

SMKは、若手の内から実務経験を積んでいく機会が多いです。
とにかくまずは自分が思ったようにやってみて、失敗したらその都度修正すべきというようなチャレンジを奨励する雰囲気があるように感じます。人間関係はドライ過ぎずウェット過ぎず、自律して職務を全うできるような文化があります。

1日の流れ

出社
08:15 -
メールチェック、ToDoリストから本日やるべきタスクを決定
09:00 -
開発、プログラミング
11:00 -
プロジェクトチームで進捗を打合せ
休憩
12:00 -
ランチ
13:00 -
クライアントや共同研究者とのリモート会議、要望や状況をヒアリング
14:00 -
開発、プログラミング
16:00 -
研究開発内容の文献調査
17:30 -
本日の実施内容をもとにToDoリストを更新
退社
18:00
退社

その他の社員紹介

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